群馬観戦6試合目、早稲田大学vsホワイトスター

2019年6月30日、早稲田大学東伏見サッカー場を会場に、

2019関東女子サッカーリーグ1部後期第2節

早稲田大学ア式蹴球部vs群馬FCホワイトスター

の試合が、11時キックオフで開催されました。

選手アップの様子。諸事情で急遽スタメンが予定から変更となるなど、万全とは言い難い状態だったかもしれませんが、勝ち点で並ぶ首位決戦に向けて気合が入ります。

期待の兼重&佐藤2トップ。前節ハットトリックの兼重選手が通算7得点、前々節ハットトリックの佐藤選手が6得点と、2人とも得点ランク上位に着けています。

監督、リザーブ組も加わり、恒例のベンチ前全員円陣。何か言い間違えたのかtake2(笑)

試合前に整列する選手。たまたま空いていて私が座った場所は運営塔のすぐ近くで、そこから選手・審判が並んで入場する為、かなり近い距離で撮影することができました。

整列、スタンド側に一礼。

両監督の握手。前期に前橋で行った試合は、ホワイトスターが2-1勝利。さて今回はどちらの戦術が冴えるか・・・。

選手集合写真。今回は横から撮影という珍しいアングル。

選手円陣。

早稲田のキックオフで試合開始。早稲田の34番は、兼重選手と同じく通算7得点でランキングトップタイの廣澤選手。

さて、試合は開始3分で中央やや右を早稲田の高橋雛選手に突破され、0-1といきなり追う展開に。最初からか先制された後からか、ホワイトスターは9番向井選手が右サイドバック、3バックがそのまま左にスライドする4-4-2のような形に見えることが多くなり、センターバックから左サイドバックに移動した形の19番関口選手が17番牧井選手を追い越して左サイドを駆け上がる回数が多くなります。更に右サイドからの突破も繰り返し、サイドから圧力をかけていきます。14分、サイドからのバックパスが乱れ、処理しようとした早稲田のGK鈴木佐和子選手が負傷。大事無ければ良いのですが、担架で運ばれ交代。急遽16番のGK川端涼朱選手が出場しました。

そして24分。今度はホワイトスターが中央やや右を突破、左に流れてきたボールを17番牧井毬音選手が決めて、1-1の同点に追い付きました。

牧井選手は、前期も合わせ今シーズン初ゴール!監督が試合前に「(前々節、前節とFWがハットトリックしていることに触れて)毬音がハットでも良いんだぞ」と話していましたが、待望のゴールが生まれました!そして前半はお互い譲らず1-1のまま終了。シュート数もお互い6本とここまでは互角の展開。

後半開始前、ハイタッチをしていく11番佐藤亜実選手に、3番目黒真里奈選手がハイタッチをおねだり、戻ってきてもらった一連の流れを3枚で表現してみました。

後半に入って63分、遂に試合が動きます。均衡を破ったのは、得点ランクトップタイ、早稲田のエース廣澤選手。しかし、この失点は少し勿体ないものでした。直前に早稲田の選手交代があったり、ボールがグラウンドの隅まで転がって行ってしまい少し空白の時間が出来ました。ホワイトスター陣内、深い所のスローインで、撮影位置から最も遠く見えにくいところでしたが、ホワイトスターのスローイン?或いは早稲田のスローインがあっと言う間に廣澤選手に渡り、そのままシュート、ゴールのような流れ。スローインのボールが中央に流れてきた瞬間、ヤバい予感がしました。これでゲームは一気に早稲田に傾きます。

72分。先程の得点の直前に交代で入った早稲田の14番田中実夏選手が中央やや右からミドルシュート!GK小髙選手も一歩も動けない、逆サイドの隅に強烈な弾道で突き刺さりました。これでスコアは3-1早稲田リード。

ホワイトスターも76分、3番目黒真里奈選手と7番新井佑夏里選手の交代出場でややリズムを取り戻し、センターバックだった10番相沢優里キャプテンが中盤前目に上がり前線に近い所でパスを供給。80分には11番佐藤亜実選手が長い距離のドリブルから非常にモーションの小さいシュートでネットを揺らし3-2と1点差に詰め寄ります。

さあこの勢いで同点に追い付こうと目論んだ直後の早稲田キックオフ。あっという間にゴール前に持ち込まれ、DF2人並走を物ともせず、GK小髙選手の飛び出したところをループで華麗に決めたのは、早稲田の32番高橋雛選手。1点差にした直後の81分、この失点は効きました。これでホワイトスターは更に攻撃に比重を置かなければ追い付けない状態に。

こうなると、早稲田がボールを奪った後のカウンターが冴えます。ロスタイム、再びカウンターで抜け出し、今度はゴール右隅にコントロールされたシュートを決めたのは、またも高橋選手。これでハットトリック達成。

これで勝負あり。そのまま5-2で早稲田大学ア式蹴球部が、前期の敗戦の倍返し(以上)に成功しました。

ホワイトスターにとっては、立ち上がり3分の失点、空白時間後のスローインからの失点、キックオフからの失点など、リスタート絡みでの失点が非常に悔いが残るものでした。選手の特性も含め、元々ハイリスクハイリターンハイラインの超攻撃的3バックなので、今までこれだけ失点が少なかったのが出来過ぎな側面もありましたが、今日の早稲田には少しの綻びを的確に突かれたような感じでした。これで勝ち点3差を付けられての2位に後退。直接対決は1勝1敗。あとは離されないよう勝ち点を積んでいくしかありません。

大敗はしましたが内容自体はそれほど一方的ではなく、牧井選手の初ゴール、前節徹底的に持ち味を消され無得点だった佐藤選手の復活ゴールと、明るい材料もあります。自力優勝は多分無いと思いますが、初の関東女子サッカーリーグ1部参戦で優勝争いに踏みとどまるべく、次節は群馬県に戻り、7月7日15時から川場村スポーツ広場を会場に、こちらも難敵のジェフレディースU18を迎え撃ちます。今年のジェフレディースU18は、ここまでの9試合で5失点とリーグ最強の守備力を誇ります。2トップを筆頭とするホワイトスターの攻撃がこれを打ち破れるか。前期の対戦はアウェーで1-1ドローでした。群馬の皆さんの熱い声援で、チーム・選手を後押ししてあげてください。

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