2019年11月2日、長野Uスタジアムを会場に、
2019なでしこリーグ1部第18節
AC長野パルセイロレディースvsノジマステラ神奈川相模原
の試合が、13時キックオフで開催されました。
水曜日開催と同じく、避難している方に配慮して応援の鳴り物は禁止。Uスタの第一駐車場は3分の2ほどがボランティア参加者用の駐車場に区分けされ、ウェルカムアートの場所には「がんばろう長野」の貼り紙と、支援物資受付BOX。影響はまだまだ続いています。こちらの記事に直接来られた方は、是非「苦難の3連戦(1)、アウェーベレーザ戦」をご覧いただきたいです。その台風19号の影響で、中2日3連戦という超過密日程でシーズン終盤を迎えることになったAC長野パルセイロレディース。この日が最終節です。前節のベガルタL戦に敗れたことで、この日は勝てば2部2位との入替戦(1部9位)、引き分けor負けだと日体大Fの結果によっては2部への自動降格(10位)となります。最終節の舞台は、今シーズンまだ一度も勝利する姿を見ていない、長野Uスタジアム。スタジアムの外壁には、神奈川方面の数チームの選手・サポからの応援メッセージ横断幕が。
この日はクラブ発足30周年企画のレディースバージョンで、色々な懐かしいポスターが掲示してありました。
過去のイヤーブックに掲載された、選手の紹介ページも掲示。懐かしい選手やユニフォームも。
鈴木陽選手の成長(笑)
バックスタンド出店の橙宴さん。2019シーズンお疲れ様でした。ハーフタイムに再び来店した時には、マフィンが残るのみ。ラーメンはかなり早い段階で完売したようです。
こちらはSONY製、ショーウインドウ用のデジタルフレームとでも言うんでしょうか。一定時間ごとに画像が切り替わります。2013年のポスターは大橋さんがセンター。時代を感じるなあ~。昨年立ち寄ったいわきFCのクラブハウスには、これが常設してありました。Uスタは借り物だから難しいにしても、何処かで常設できないかなあこれ。綺麗だし、データ入れ替えればなんでも掲示できる。
エントランス近くには、2015年2部優勝時のシャーレ。
ゴール裏東からピッチ。子どもたちのサッカー教室や選手が散歩する長閑な風景も、日常があってこそ。大きな災害が起こると、それを実感します。でも人間は馬鹿だから忘れてしまう。時々思い出さなきゃ。誰かのお陰でこの日があることを。
赤沼工場がかなりの被害を受けた、スポンサー企業「HOKTO」さんの「パルセイロ×菌勝つ!カレー」400円。3つセットで1,000円の上にくじが1回引けるお得仕様。セットで買いましたがくじは軍手ィでした。更にもれなく?昨年のキャンペーングッズ(ハンドタオル、レジャーシート)まで付いてくる大盤振る舞い。昨年のホーム最終戦では購入すればそこそこの値段の「どんこ(干し椎茸)」を無料配布したり、数人の選手の雇用先だったり、HOKTOさんもレディースを応援してくれるのを実感します。
人権キャンペーンのイメージキャラクター、まもる君とあゆみちゃん。シュヴェスターの選手にいじられてました(笑)この日は人権キャンペーンも行っていて、外周で簡単なアンケートに答えるとパルセイロ×人権クリアファイル(なぜか私いくつも持ってる)がもらえました。
濱本まりん選手プロデュース「茄子とお味噌の和風ラップサンド」。プロデューサーもご来店(笑)シュヴェスターの選手の皆さんがスタジアム中で宣伝したこともあって、11時30分頃には全て完売しました。
水曜日に続いて、信州恩結隊も登場。この日は日向(バックスタンド+ゴール裏の一部)と日影(ゴール裏の一部+アウェーゴール裏+メインスタンド)の温度差が激しく、橙宴さんのラーメンと同じく温かい汁物系が良く売れたようです。私はきつねうどんを購入。
きつねうどん+和風ラップサンドという、スタグルならではの奇抜な組み合わせでランチ。私は茄子が好きじゃないんですが、このラップサンドは美味しかったです。うどんも熱々。うどんの汁をすすり、ラップサンドを頬張る。なかなかやらない(笑)
ボールパーソンの紹介時に、本日のボランティア数が。あ~前節発表無いと思ったらこのタイミングに移動したのか?でも、この時間だと人そんなにいないし、そもそも聞いてないような。
GKの池ヶ谷選手・風間選手、堤GKコーチが先行して練習開始。
フィールドプレイヤーも登場、整列してメイン→ゴール裏に挨拶。この辺はいつもの流れ。
円陣の中から写真を撮りに行った公式カメラマンさん。お疲れ様です。
練習風景。
ノジマの中野真奈美選手。昨年までは長野の主力の1人でした。巧い選手であることは、選手も分かっていたはずですが・・・。
ゴールの後ろには、ベンチ入りできなかった濱本選手や中村選手の姿も。
練習時間終了。引き上げ&片付け。
最終節なんで、たまにはゴール裏の後ろから。
両チームスタメン。
入場時、笑顔で握手する鈴木陽選手と中野選手。
記念撮影、円陣、ハグ(笑)
試合は、「信州スポーツ!一刀両断」さんでYoutube中継があったので、そちらをご覧ください。試合とセレモニーまでフル視聴できます。
試合は、22分にゴールキックからの流れで(アシストは小泉選手のヘディング)横山選手の弾丸ロングシュートが決まり先制。
しかしノジマステラも26分、それまでの左サイドから右サイドにポジションチェンジしていた中野選手が、切り込んでエリア外から左足一閃!同点ゴールを決められます。最後にコースを消しに行ったのは、同じ左利きの小泉選手。でも少し遅かった。左利きの選手にとってあの角度は、距離関係なくシュートがファーストチョイス。そして素晴らしいシュートを逆サイドネットに突き刺した中野選手、お見事の一言。
そんな呑気なことも言ってられず、前半は1-1で折り返し後半へ。52分、横山選手の右サイドからのクロスのこぼれ球が滝川選手へ。石田選手のファウルを受けPK獲得。しかしこのPKは横山選手がポストに当ててしまい失敗。この少し後から、日体大Fが先制したという声がメインの一角から出始め、確認してみると今井選手のゴールで日体大Fがリード。このままだと、パルセイロレディースは勝ち点で上回られ10位の自動降格になってしまいます。
嫌な雰囲気を吹き飛ばしたのは、鈴木陽選手。
70分、滝川選手の突破から、横山選手のミドルがバーに当たった跳ね返りをヘディングで押し込み、勝ち越し!
他人のゴールでこんなにも喜んでいる横山選手、初めて見たかも。
巴月選手におんぶしてもらうゴールパフォーマンス(笑)
リザーブの選手、スタッフともハイタッチ。
試合はそのまま2-1で終了。
後半から出場した三谷選手、同じ右サイドだった野口選手と歓喜の抱擁(多分ここから泣いてる)。安堵の表情を浮かべる横山選手。ギリギリの状況で薄氷の勝利、そして1年以上(昨年9月から?)待ってのUスタ勝利。
試合終了後、全選手・スタッフが「がんばろう長野」Tシャツを着てシーズン終了セレモニーへ。
堀江会長(兼社長)の挨拶。台風19号被災者へのお見舞いと、サポーターには入替戦に向けて更なる後押しのお願いが。
本田監督の挨拶。冒頭から涙。台風19号の被災者・スポンサーに対して、自分たちが「サポートできないことを心苦しく」感じていたと・・・。レディースはほぼ全員が昼間仕事をして夕方練習。募金活動に参加することもボランティア活動に従事することも難しい葛藤を抱えていたのかなと推測します。
横山選手の挨拶。詳しくは動画を見てください。
ドイツ移籍時を除けば、今シーズンはほぼ全てのゴールがスーパーゴールと呼ぶに相応しい一方、崩し切らずにシュートを撃つことも多く、シュート数はリーグトップを記録しても決定率に関してはここ数年のキャリアで最も低い1年だったと思います。拙い・薄いチーム力に加えてケガ人が続出する中、試合によっては独り相撲に見えるほど独力での突破に拘る、いやそうせざるを得なかったか。入替戦の結果がどうであれ、今年と同じことを来年やったら恐らく同じ道を辿るでしょう。ワンマンチームからの脱却、現存の選手の成長を待つのか、新戦力に頼るのか。スタッフの体制、リバフロが来期どうなるのかも含め、根っこからの見直しを余儀なくされるオフになるでしょう。ただ、今は目の前にある入替戦と皇后杯に全力で挑むしかありません。
セレモニー終了後まで待っていてくれたノジマステラサポーターの皆さんに、パルセイロレディース選手挨拶。がんばろう長野コールも。ありがとうございました。
バックスタンド→メインスタンド→ゴール裏の順に挨拶。
久々のラインダンス。
正面から撮りたかったけど、サポーターと一緒に撮りたくて、引き続きメインスタンドから撮影。
池ヶ谷選手が、サポーターに中央に寄るよう指示。記念撮影。
ここからは、引き上げとファンサの様子をしばらくどうぞ。
三谷選手が泣き止んだ(笑)
ファンサが終わり、メインスタンドのゴミを見回って外に出ると、なんとハイタッチお見送りが鈴木陽選手&古舘選手だったのに終了してた(´;ω;`)
何人かがガッカリしている中、スタグル撤収の橙宴さんの軽トラが。寂しさがあり余った人たちで成澤店長とハイタッチ(笑)後日、成澤店長が「なんで俺がハイタッチの流れになったの?」と言ってました。絵的には面白かったですよドライブスルーハイタッチ(笑)
寂しさがあまりないのは、まだ戦いが続くから。
入替戦。どうなるか。レギュレーションの発表は火曜日のようですが、最後まで見届け、応援するしかありません。
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