昨年の選手権県予選の記事で書いた通り、2018年国体長野県チームに参加した3選手が縁で、松商学園女子サッカー部をひっそり応援することになりました。昨年の北信越3位決定戦を最後に当時の3年生が引退。きっかけとなった国体チームに参加した時1年生だった宇ツ木麗菜選手が2年→3年と進学し中心となる新チームでの戦いが始まりました。
・・・が、御存じの通り2020年は新型コロナウイルスのせいで何もかもが狂い、このチーム最初の大勝負となる皇后杯県決勝は無観客試合に。それでも長野県サッカー協会さんのご尽力で中継が組まれ、松商学園の勝利を見ることが出来ました。
現在はハイライトで視聴可能です。この試合は先制点を早い時間に決めた松商学園に対し、佐久長聖がいつも通り得意の前からのプレスでハメようとするものの焦りからか綻びが出来、時折繰り出すカウンターが効果的だった松商学園が3-0で勝利。ただ試合を通して佐久長聖が押していたイメージもあり、次は分からないなというのが率直な感想でした。
選手権決勝が行われた9月19日は、座席間隔を空けてUスタで開催されました。皇后杯県決勝と同一カード。
こちらはフル動画+表彰式ですので長いです笑
左サイドから崩して、最後は9番毛利選手のループシュートで佐久長聖が先制点。更に長距離のFKを打点の高いヘディングで合わせ追加点を決めた佐久長聖が2-0で勝利。ここ数年決勝の度に同じ組み合わせでしたが、遂に佐久長聖が松商学園を破りました。
長野県2位で選手権北信越予選に臨んだ松商学園は、1回戦で新潟県の開志学園JSCと対戦。U代表候補になったこともある北沢明未選手をはじめ長野県出身選手も多いJSC相手に、前半0-2とリードされ、更にPKを奪われる苦しい展開。しかし北沢選手のPKは、松商学園の1年生GK薬袋選手(中学まではシュヴェスターで活躍)がキャッチ。ここからしばらくは松商学園の時間帯もありました・・・が、前半終了間際に一瞬の隙を突かれ0-3に。ここで試合はほぼ決し、後半も3点を加えたJSCが勝利。現3年生の戦いは終わりました。
1、2年生の新体制で臨む新人戦。
大町サッカー場で観戦した1回戦は、諏訪双葉に圧勝。パルセイロレディースの最終戦と重なってしまい観戦できなかった準決勝は、好チームに仕上げてきた東海大諏訪に2-1と勝利。
11月23日にかりがねサッカー場で行われた決勝は、やはり佐久長聖との対戦。
試合開始早々に深い位置でボールを奪われ失点。しかし松商も前半の内に相手の深い位置でボールを奪った新8番遠藤選手がゴールし同点に。試合はそのまま後半になっても1-1のまま進み、30分ハーフという変則ルールの中で佐久長聖は多くの選手を交代させ、松商学園は交代を使わず出場メンバーの経験を選んだように見える中、残り5分で途中出場の佐久47番の選手が決勝ゴール。松商学園のオフサイドのアピールも判定は覆らず、1-2で松商学園にとっては悔しい惜敗となりました。
この結果は来年の組分けには影響しますが、何かを失う訳でもなく現時点での力を競うワンマッチ。リーグ戦とかだと一生懸命やってない訳じゃないけど勝ち点だのケガだの疲労だの色々考えなきゃいけない事も多い中、決勝とか順位決定戦の最後の試合は全力でのゲームが見られるので結構好きです。松商の選手の名前や顔、プレーの特徴も徐々に覚えてきて、来年の試合が楽しみです。
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