なでしこリーグ2部開幕節の個人的な見所

なでしこリーグ2部は4月に開幕を迎えます。

WEリーグというカテゴリーが上に作られたことで、実質3部のなでしこ2部は、2020年までのチャレンジリーグに相当することになります。参加の8チームの内7チームがチャレンジリーグからのスライド参戦となる中、唯一関東1部からの昇格を果たしたバニーズ群馬FCホワイトスターがどれだけできるかが注目になると思います。ホワイトスターは別稿で詳しく書きましたので、ここでは各対戦カードと下忍的注目選手をご紹介。


・4月10日11時キックオフ@札幌サッカーアミューズメントパーク(人工芝)

ノルディーア北海道 vs 吉備国際大学Charme岡山高梁

土曜11時というまったりした時間のキックオフ。

【注目選手】

ノルディーア北海道 背番号4

湊明穂選手

チーム方針かノルディーアはベテラン選手が多く、1997年世代の湊選手は学年では下から2つ目に位置する。ただ、地元出身ノルディーア北海道サテライトからの生え抜き、身長177cmの存在感は抜群で、昨シーズンはキャプテンも務めた。昨年までは中盤登録だったが、昨年の皇后杯同様CBが主戦場となる模様。


・4月10日12時キックオフ@石人の星公園球技場(遠州灘海浜公園)

静岡SSUアスレジーナ vs 福岡J・アンクラス

会場の名前が凄いインパクト。昨シーズンのチャレンジリーグEAST/WESTの3位同士の対戦。静岡は元バニーズの3選手や元長野の原選手や小泉選手を獲得。昨年以上に選手層は厚くなった。昨年は得点も失点も比較的多かった(10試合20得点14失点)が、このバランスをどう調整するか。

【注目選手】

静岡SSUアスレジーナ 背番号15

原海七選手

2016年にパルセイロレディースが躍進した時は、攻撃的ではあったものの4バックは専守防衛的な色が強かった。2017年シーズン前に横山選手の海外移籍が既定路線となり、本田監督はその後数年サイドからの攻撃を模索。その中で2019年に獲得したのが原海七選手だった。昨年はケガもあり不完全燃焼。アンダー世代代表の快速サイドバックは本田監督の下で復活なるか。


・4月11日11時キックオフ@時之栖スポーツセンター裾野グラウンド

JFAアカデミー福島 vs 岡山湯郷Belle

今年のアカデミーがどうなのかは正直分からないけど、昨年はチャレンジリーグEASTを無敗で首位、順位決定戦でもWEST首位のアンジュヴィオレ広島相手に2戦合計1-0で勝利。下の世代が集うXFカップでは異次元の強さで優勝。皇后杯では2部の長野に0-2と敗れたものの充実のシーズンだった。対する湯郷は昨年WEST5位と苦戦。ここ数年は降格や内紛、選手登録数の減少とジリ貧気配。作陽を中心に岡山県の若年世代は明るい話題が多いだけに、受け皿となる湯郷は踏ん張りを見せたいところだが。

【注目選手】

岡山湯郷Belle 背番号11

岸野早奈選手

訳有って、前に湯郷に所属していた頃から注目していた岸野選手。その後、アンジュヴィオレ広島からオーストラリアに渡り、コロナの影響もあってか国内に戻り湯郷復帰。2021シーズンはキャプテンに。

昨シーズンは無得点?記録を見ると、10試合でシュート12本ととにかくシュート自体打てない。チーム全体の問題でもあるだろうけど、今年も厳しい戦いになるかも。キャプテンの奮起に期待。


・4月11日15時キックオフ@ひたちなか市総合運動公園陸上競技場

つくばFCレディース vs バニーズ群馬FCホワイトスター

リーグの発表時には開幕戦の詳細が未定となっていたが、なぜかつくばのみ数日後に詳細を公開、遅れてリーグが発表。

【注目選手】

つくばFCレディース 背番号15

工藤古都子選手

群馬は別に書いたので、対戦相手のつくばから。

開志vs松商学園の試合中に足が攣ったFW北沢選手をストレッチしてあげてたのが印象的な選手。サイドバックだけど前半は何度もゴールに迫るくらい攻撃的。卒業後に加入したのはつくばFCだけど、ベンチ外だったプレマッチは1部のオルカに大敗。2部でも苦戦が続くとなると、SBが上がれる展開はほとんど望めなさそう。いっそサイドアタッカーとして途中出場とかでも良さそうな気がする。

下忍のAC長野パルセイロレディース応援ブログ2冊目

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