バニーズ群馬FCホワイトスター初観戦

2021年4月18日、 アースケア敷島サッカー・ラグビー場を会場に、

2021プレナスなでしこリーグ2部 第2節

バニーズ群馬FCホワイトスターvsJFAアカデミー福島

の試合が、13時キックオフで開催されました。

この日の9時から、AC長野パルセイロレディースのプレシーズンマッチチケットの販売があり、これを入手してから高速に乗り前橋市へ。時間があれば一昨年のように上田市から山越えしたのになあ。

敷島公園が初めて行く場所だったのもあり、早目に着くように移動。大きい公園で、この日は野球、ラグビー、水泳、陸上など色々な競技大会がここで開催されていました。試合情報で停めるように案内されていた河川敷駐車場(ばら園第3駐車場)は、公園の端。Googleマップだと駐車後にアースケアサッカー場に行く近道は確認できなかったけど、現地では予想通り野球場の脇を通り抜け最短距離で抜けるルートがあり、実質歩いたのは800mないくらいかな?順調に到着。

チケットを購入・・・も、プラチナ会員のことを話したら、特典のチケット7枚の内1枚消費の上で入場可能に。2020年はホーム開催が1回もなかった(関東1部は全てアウェー&無観客、皇后杯関東予選は栃木県集中開催&無観客、皇后杯は石巻と味フィ西が丘)ので、2019年夏の前橋運動公園以来お会いするボランティアの皆さんも。ご無沙汰しております。

カフェオレとクロワッサン。この日は晴れだったんですが時折強風が吹く天気で、風でクロワッサンの紙袋倒れる→カフェオレの紙コップ倒す→カフェオレぶちまけるというコンボが発生しました。美味しかったのに1口だけに・・・。あと、開門11時30分試合開始13時の設定なのにスタグル的なものがこれしかなかったのも寂しい気がします。後で思い出したけど100mほど戻ったところに、陸上大会の高校生やギャラリーをあてにした?露店がありましたのでそこへ行くのも手だったか。次回ホーム開催ではどうなるか分かりませんが。

風以外は、お日柄も良く観戦日和でした。同日に開催された北信越リーグの新潟開催は荒天で途中で中止になった試合もあったみたいですし、高速で長野に戻ったら浅間山が積雪で真っ白になってたり。場所によってだいぶ天気が違っていたようです。

試合の前後は、現地アナウンスもあったので写真は使いません。幸いなことに自前の中継があり、実況中継(しかも1部の中継より聞き易い。地元のスポーツ実況に長けた方?)もありの豪華仕様。元々チームのオーナーが地元では有名な放送関係の方だったと思いますので、その辺も活かされた感じでしょうか。画質もHD1080pまであります。ご興味ある方は下記リンクからどうぞ。

2021プレナスなでしこリーグ2部 第2節 バニーズ群馬FCホワイトスター vs JFAアカデミー福島

なぜかリンクがプレビュー表示できないので、文字列で置いておきます。チームスポンサーでもある群馬トヨペットさんのCMが普通に中継に挟まれているのを見ると、テレビ中継を見ているような感覚です。

バニーズ群馬FCホワイトスターはアウェーでの開幕戦を2-0でつくばFCレディースに勝利。

JFAアカデミー福島はホームでの開幕戦を湯郷ベル相手に6-0で勝利。

共に初戦勝利のチーム同士の対戦。しかし圧勝の数字が示すように、JFAアカデミー福島は昨年までの成績が今年のなでしこリーグ2部参加チームの中で最上位。昨年は順位決定戦も制しチャレンジリーグ優勝。同世代が集うXFカップでは全試合圧倒的な強さで優勝。皇后杯1回戦でAC長野パルセイロレディースに敗れたのがシーズン唯一の敗戦?というくらいの強さ。ホワイトスターがこの試合でどれくらい戦えるかが、シーズンの試金石になりそうだと思って観戦していました。

試合が開始すると、強風の風下をものともせずホワイトスターが互角以上に渡り合う試合展開。アカデミーは個々の技術があって、特に9番、10番辺りは凄いと思いますが、風の影響もあってかまだ新チームの影響もあるのか、サイドチェンジなどの細かい部分でミスが頻発。9番は試合中に後ろに指示を出したり前線から中盤の底くらいまで戻ったり、若干イラついているようにも見えました。ホワイトスターも局地戦では互角以上の戦いを見せるものの、チーム戦術なのか早目のシュートが目立ち、それが風で失速しGKに難なくキャッチされるシーンが目立ちました。前半はお互い決め手を欠き0-0で終了。

アカデミーはハーフタイムで2人選手を交代、その2人が右サイドに。後半開始直後、途中出場の16番15番が絡んだワンツーから9番が抜け出し右サイドを突破。放ったシュートはホワイトスターのGK小高選手の横を抜けますが、ゴール前でホワイトスターDFの9番大島選手がクリア。更にアカデミーの9番が詰めますがボールはゴールの右に。危ない場面でした。

それでも、先制点はホワイトスター。61分、コーナーの流れ球を4番草野選手がダイレクトボレー。これはポストを直撃するも跳ね返りを5番小松選手が押し込んでホワイトスターが先制しました。

アカデミーは失点直後に23番の選手を交代で投入。交代の3選手が全員右サイドに入り、豊富な運動量とドリブル突破でホワイトスターの左サイドを揺さぶります。ホワイトスターの失点は76分。その前に左サイドを崩されアカデミーのスローイン、更にそれをクリアしてアカデミーのコーナーキックに。ボールはやや高い軌道でニアサイドに入りますが、落下点にいたアカデミー7番の選手と、ホワイトスターの草野選手が接触。笛がなってPK。7番の選手も肩をすくめて苦笑いしているように見えるのですが・・・。う~ん。PKを貰った7番が自ら決めて、アカデミーが1-1の同点に追い着きます。

試合はその後、少し足が止まり気味のホワイトスターに対しアカデミーが押し込みますが、結局そのまま試合終了。両チーム勝ち点1を分け合う結果となりました。

同点のきっかけは、アカデミーからすれば右サイドの活性化。SBに入った16番のオーバーラップ、その前に位置する15番のドリブル突破、更に10番のパスワークや23番のチェイシングもあり、交代によって状況を好転させました。

ホワイトスターの交代は、ハーフタイムの1人のみ。明らかに運動量で圧倒されるようになってからの交代がなかったのは、均衡を交代によって悪い方向に崩すのを恐れたのか、それとも疲れた先発の選手>交代出場の選手と野田監督が考えているのか。この辺は、監督の考えも含めた「選手層」だと思います。不調・或いはケガをした選手を替えが効かないということでそのまま出場させ続けるのか、その選手の役割を担える交代選手がいるのか。2019年のなでしこリーグ1部・2部入替戦の1stラウンドで、セレッソ大阪堺レディースのCBの選手が前半負傷した時、監督がすぐに交代を決断していたのが印象的でした。あれが出来るチームはケガのリスクも減るし、レギュラー組とリザーブ組、リザーブに入れなかった組の差が不必要に広がらず、健全な競争が生まれると思います。ホワイトスターは今年の選手登録も21人と少なめ。関東1部の頃より試合数も増え移動距離も増える今年、どれだけ主力の消耗やケガを抑えられるかも采配に掛かってくると思います。

また、悪い意味でチームカラーになりつつありますが、ホワイトスターは守備に関して細かいミスが肝心なところで出る傾向が・・・。今回のPKも、与えないで済むものでした。PKとられたのは謎ですが、そもそも不用意に接触して倒している。守る局面や時間帯で守れないと、優勝争いはできるかもしれないけど優勝そのものは厳しいと思います。過去数年の悔しい思いをまた繰り返さないように、チームの成長を期待しています。



さて、試合終了後しばらく経ってから撮らせてもらったのでお許しください。

ディアヴォロッソ広島から1年振り復帰のFW兼重紗里選手。おかえり!

開幕戦のゴールは凄かった。この日も前線で奮闘。

PKの1失点で踏ん張ったGK小高愛理選手(左)、

フル出場のキャプテン、FW相沢優里選手(右)。

2019年は守護神とリベロだったのが、今では守護神と最前線。

昨年はAC長野パルセイロレディースに所属していたMF小泉綾乃選手。

必ずそのスピードがチームに必要となるタイミングがあると信じて。

他にも、何人かお久し振りの方とお会い出来ました。ちゃんとソーシャルディスタンスとりながら。そういえば、今回の座席は横1列ごとに全て着席禁止の列が設けられていて、前後左右広く間隔をとっていました。

この日の観客は312人。2部第2節の4試合では2番目の観客数。ここから年間通して、地元の人に興味を持ってもらえるかどうか。中継を見たり試合会場に足を運んだり、グッズを買ったり会員になったり。選手のファンになったり。成績が良ければ、自然と露出も増えたり、勝てば(引き分けでも良い試合なら)スタジアムの雰囲気が良くて幸せな気持ちで帰路についてもらえたり。多くの人(特に地元の人)を巻き込んでいくチームになれますように。

下忍のAC長野パルセイロレディース応援ブログ2冊目

続・AC長野パルセイロレディースを応援するブログ

0コメント

  • 1000 / 1000