WEリーグ参入後初めてのホームゲーム

2021年4月29日、佐久総合運動公園陸上競技場を会場に、

2021 WEリーグ プレシーズンマッチ

AC長野パルセイロレディースvsアルビレックス新潟レディース

の試合が、13時キックオフで開催されました。

コロナ対策で、入場者は300人前後に絞っての開催でした。

佐久陸というと真夏の灼熱or冬の荒天(皇后杯)という印象が強いですが、この日は春の冷たい雨。最初は気にならない程度の小降りだったんですが。

お散歩はなく、いつものようにGK先行練習。この日の先発は池ヶ谷選手、リザーブに新井選手。

新潟も練習開始。児野風香選手のプレーを現地で見るのは2019年日体大とのリーグ戦以来か。あの時はコロナもなく、三ツ沢はどっちの会場も退出口が近いので両チームの選手と会うことが出来、児野選手にも写真を撮らせていただいたっけ。

滝川結女選手は、パルLが降格したあの試合以来。シュートフォームは昔と一緒笑。ただサイドのドリブラーとしての脅威はウチに居た時より多分上がってて、最上位のリーグでの1年間の経験の差を感じました。

パルセイロレディースの練習風景。瀧澤千聖選手と伊藤めぐみ選手が談笑してる写真がありますが、諏訪市のFCスワンの先輩後輩。前のINAC戦で先発した伊藤有里彩選手も同じくFCスワン出身。同一クラブ出身の選手が3年連続で加入していることになるでしょうか。

練習終わって、両チーム一旦引き上げ。

この辺りから、雨風が強くなってきました。

両チーム選手・審判団入場。公式カメラマンさんが若干避けられてる笑

パルセイロレディースの先発メンバー。

大河内選手が先頭で来て一番審判寄りにいる。ということは・・・

お~やっぱりキャプテン!

新潟さんは早めのスタメン写真撮影。

パルセイロレディースはV字。

コイントス?により新潟が前半風上を選択。

円陣、肘タッチ、キックオフを待つ選手。

ここからは、なでしこリーグの時と同じくオンプレー以外の画像を使わせてもらいます。まあグレーゾーンっちゃグレーゾーンなのは分かってますし、都合のいい解釈です。

試合自体は動画で公開されましたので上記でご覧ください。

前半3分、石淵選手のゴールで新潟が先制。

翌日の信濃毎日新聞朝刊記事の通り、GKのミス絡み。風下で難しいボールなのは重々承知で、外に掻き出して欲しかった。前の試合も含め、昨年や一昨年も含めウチは勿体無い失点が多過ぎる。そろそろ解決策を見出さないと選手だけの問題でなくなるような・・・。

後半開始前、得点した石淵選手に代わり児野選手が出場。

53分、3バック右→左の距離の長いパスでボールスピードが落ちたところを狙われ、苦し紛れに出したパスを伊藤選手がトラップミス。これを新潟の長沢選手がダイレクトでループ気味に決めて0-2に。

DFラインがプレッシャーを掛けられた時のミス、そしてGKの位置を見定めての中長距離シュート。このパターンは実は今年なでしこリーグで1部2部共に結構な頻度で見られ、特に2部開幕節の静岡vs福岡は福岡のこれが面白いように決まった試合(静岡1-3福岡)。ハイラインのチーム、またはGKが最終ラインのパス回しに積極的に参加するところが狙い目になってるのは最近のトレンドなのかもしれない。

パルセイロレディースは60分手前で泊・村上・川船と攻撃的なカードを次々と切り反転攻勢に出る。それがようやく実を結んだのは73分。

村上選手のゴールを喜ぶ泊選手。

まだ1-2。すぐにボールを確保して戻る瀧澤千聖選手。

アシストを記録した川船選手を労う大久保選手。

このシーンは、是非試合動画(試合時間表示72分、動画の時間だと後半の27分辺りから)で見ていただきたい。

岡本選手(途中出場)→大河内選手→肝付選手と3バック間でパスが左から右へ。この時直接タテに当てるルートは寸断されているが、このタイミングで、右前に居た川船選手が数歩後ろへ戻っている(ダイハツの看板と見比べると分かり易い。エンブレムの位置からHAの位置まで下がっている)。これによって新潟の左サイドの選手は川船選手へのパスをケアする為に数歩左に。これで直線的に前にパスを付けられるルートが開き、肝付選手が速いグラウンダーのパスを前線に。右FWだった瀧澤莉央選手がこれに反応、ダイレクトで右サイドへ。これを川船選手が走り込んで受けることで、突破の足掛かりに。更に瀧澤莉央選手はこの後前線に行かず右サイドで川船選手の後ろをフォロー。川船選手の退路を作ると共に、寸前までマークされていた新潟の左CBに判断を迫ることに。CBはポジションに戻らず瀧澤莉央選手にも着いて行かず、他の選手と共に川船選手を潰すという選択。この瞬間、川船選手は3人に囲まれる形になるが、そこはU日本代表。1人巧みなドリブルで躱し、前述のCBの股抜きラストパス。股抜きではないタイミングで走り込んだ泊選手が相手を1人引き連れて前で潰れる格好になり、パスの先に走り込んだ村上選手が冷静に右足でフィニッシュ。
肝付選手の速いパス、瀧澤莉央選手のダイレクトプレー&フォロー、川船選手の最初の動き+タテへの突破+ラストパス、突っ込んだ泊選手、利き足ではない右で冷静に決めた村上選手。全てが上手くハマったゴールでした。
特に川船選手。昔はがむしゃら特攻ドリブラーだと思っていたけど笑、巧くなったし強くなった。背が伸びたと言ってた人もいた。同じくシュヴェスターの先輩FW中村恵実選手といい、長野県出身の選手の成長を数年見続けられるというのも地元出身選手の楽しみ。
そして瀧澤莉央選手。試合を現地で観てても思ったし、改めて90分動画を観ても思ったけど、ボールのないところでもボールを持ってる時でも、気の利いた動きをしてると思って確認すると(動画だと引きの画で良く見えない)大体背番号19番、瀧澤莉央選手。中盤の選手の印象が強かったけど、何でも出来る万能性を買われての(恐らく)FW起用は、めぐがいないとボールの収まり所に苦労していたチームにとっては大きなコンバートになるのかも。

しかし、この後は同点に追い着くことができず1-2で試合終了。多くの課題を残しつつ、前のINAC戦と同じく後半に希望も見せてくれる内容でした。

寒い中、両チーム選手・スタッフの皆さん、審判団の皆さん、試合運営補助をしてくれたパルセイロシュヴェスターの皆さん(この日は中学生組?)、雨風に耐えながら試合を見届けた観客の皆さん、お疲れ様でした。

次回は5月8日、同じく佐久陸でノジマステラ神奈川相模原さんを迎えてのプレシーズンマッチ。良い天気でありますように・・・。

下忍のAC長野パルセイロレディース応援ブログ2冊目

続・AC長野パルセイロレディースを応援するブログ

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