2018年9月8日、長野Uスタジアムを会場に、なでしこリーグ第10節
AC長野パルセイロレディースvsマイナビベガルタ仙台レディース
の試合が、17時キックオフで開催されました。
今回は、7月の復帰挨拶で横山選手本人が自身の復帰試合であるこの日に1万人で迎えてほしいと宣言したことで、選手がTwitterやInstagramを使って情報を発信し、また本田監督・選手がチラシ配りや座席拭きにも参加したり、選手主導でイベントのように広がりを見せました。ただ、クラブ自体は「#0908Uスタ」というハッシュタグを作りTwitter上でカウントダウンを行っていたものの、個人的にはバックアップは不十分というか煮え切らないもののように感じました。渋々付き合ったのか、トップの面目を潰されては困る(他の方から聞いた話)思惑なのか、私には分かりません。
せめて1万人には届かなくても、出発前の昨年6月リーグカップの5,645人と同数はノルマだと思っていましたが、前日からの雨天で厳しいかなと感じました。雨は待機列が出来る前の13時頃には止みましたが、熱心なレディースサポが集まるはずの先行入場待機列も短く、過去最高を記録した一昨年のINAC戦ではあの辺まで列が伸びていた・・・という話も他の方から聞きながら、開場を待っていました。
先行入場は14:45から。待機列の横ではスティールパン演奏も行われていました。
ゴール裏の各座席には、コレオ用の紙が備えられていました。
今回の選手プロデュースは、いつもは2選手ですが今回は横山選手復帰という事で横山選手プロデュース一択。
作るのは、私がちょくちょく練習見学後に夕食をいただく「橙宴」さん。お店でも麻婆定食がほとんどなのでお馴染みの味でした(笑)が、この日違ったのは、麻婆自体の辛さは店と比べてかなり抑えてあること。クラブスタッフの満田さんが呼び込みで「辛くない麻婆丼です!」と呼び掛けていてえっ!?となりましたが、麻婆餡とお米の間はシートでセパレートし、一味唐辛子と山椒で辛さ調節を購入者が行うというUスタ仕様でした。具沢山のポテトサラダも付いて美味しかったですが、橙宴さんの苦心の跡が窺えます(笑)本店舗ではガッツリ辛い四川麻婆定食や、まだギリギリ有るかも?夏季限定の塩麻婆定食などもありますので、是非お店でもご賞味いただければと思います(宣伝)
その隣で、いつもの様に唐揚げを揚げていた橙宴店主の成澤さん。いつもありがとうございます。唐揚げも買って1,500円の豪華バージョンでいただきました。
恒例の試合前選手お散歩。自身のゲーフラに手を振ったり、観客席に知り合いを見つけては話し掛けたり呼び寄せたり、いつものように和やかな雰囲気。ベンチ入りメンバーによって散歩メンバーも変わりますが、この日は野口選手が一人で寂しそうでした(笑)ボックス席右下のピッチレベルスペースに何人かの選手が走り寄っていましたが、どうやら鈴木陽選手が写真や動画を撮っていたようでした。
久々の、長野市篠ノ井地域の神様、おしのさん。
スタッフさんが頑張って作られたカレンダーカード、私もいただきました。
ピッチを背景に佐山万里菜選手。今日はお祭り仕様ではなかった(笑)色々な方が長野県内外から応援に駆け付けてくれました。
この日のカウントダウンNP、ゲストは鈴木陽選手。
ちょうどこの辺りの時間帯、16時~16時30分頃、「北海道胆振東部地震 義援金募金」をレディースの数選手が通路に出て行っていました。事前に「※当イベントにおいては、選手たちによるサインおよび写真のサービスは実施いたしません。予めご了承ください。」と告知がありましたが、サインは募金の手を止めるので仕方ないにしても、写真は手を止めない程度にSNSで拡散してもらって善意の輪を広めるのもひとつの手だと私は思います。更に、サインや写真を求める人たちが多く、結局いつも通り。こうなることは最初から予見できていたでしょうに。この辺、クラブはどう考えているんですかね?今でも疑問です。今日はトップの選手もやるみたいですが、状況は似たような感じになるのかな。
先にGK2選手のアップ、続いてメンバー入り全選手がピッチに入りメイン、ゴール裏に挨拶。円陣の後ピッチ内練習開始。
GKのシュートストップ。今日の先発は望月選手でした。
大宮選手と中野選手のキックモーション。
本日の主役。アップからちょっと意図しないパスやシュートのブレがあるように見えました。代表辞退したケガの影響が、まだ何処かにあったのかも・・・。
本田監督。公式戦前の横山選手とのツーショットも1年振りです。
横山選手&中野選手のツーショット。入れ替わりでの移籍だったので、この2人が長野の公式戦で並ぶのは初めて。湯郷belle時代の先輩後輩でもあります。
ちょっと足首を気にする素振りがあったものの、終了前のリフティング&ダブルタッチでのドリブル(撮ったけどブレた・・・)は流石のテクニックを見せてくれました。
両チームのスタメン発表。
17時前で少しずつ暗くなり、2階席上部のライトが点灯しました。
選手入場時、横山選手復帰祝いのコレオ。
最初、何が書いてあるのか分からずメイン、バクスタ共にざわつきました(笑)
「WE ♡ 10」のようです。ハートはしっかり見えました。Wが千切れてたかな・・・。
この日のゴール裏。コレオもあったので多くの観客がここに入りました。
いつものピンクのレディースフラッグがお休みで、代わりに、初?の六文銭入り「愛獅子会」と書かれたフラッグが。上田支部さんでしょうか。
本日の審判団。ジャッジはう~んむむむな感じでした。
主審さんだけでなく、副審さんも含めて。
先日の国体北信越予選準決勝ではアフターで頭突きが入るシーンが多く、当事者の審判団かは分かりませんが、レフェリー姿の複数人が試合後に話し合い?をされていたのが印象的でした。この日の試合ではアフターの踏み付け(特に横山選手へ)が多く、珍しく中野選手や本田監督も抗議していました。勿論横山選手はガンガン言ってました(笑)良く警告なかったなってくらい。ジャッジの基準は主審に委ねられるべきものですが、あまりに緩いと選手がケガをする一因にもなると思います。実際、頭突きではなかったですが前述の国体予選では大ケガになってしまいました。選手はプレーにのめり込んでいます。審判団には試合が荒れないようにコントロールをしていただきたいです。
明治安田生命さんのキャラクターに後ろからいたずらをする横山選手と中野選手。
記念撮影が終わるとすぐに前に回り込み、子どもたちとハイタッチをする横山選手。
集合写真。横山選手が以前インタビューで言っていた、前列左隅で前屈みのスタイル。
そしていつものように堤コーチと被る(笑)ぽーちゃんと師匠も被った・・・。
試合は開始数秒で横山選手の突破から西川選手が決定的なシュートを放つもGKがセーブ。逆に前半7分に万屋選手の左からのクロス(パルLから見て右サイド)を有町選手にドンピシャのダイビングヘッド決められ0-1、更に10分には同じサイドのCKを千葉選手がヘディングで合わせ0-2。
ベガルタ仙台レディースサポの皆さん。フラッグのポールがしなってるのが印象的でした。
ハーフタイムには、本日の試合の冠スポンサー、明治安田生命様より入場時に配った団扇にエンブレムシールが貼ってある人へのプレゼント案内。
明治安田生命マスコットキャラクター、うさりん。かわいいけどミカンぽい。
「かんたん保険シリーズライト」のキャラクター、ライト!くん。
尻が光ります。ライトだけに。猫型ロボットではありません。
このキャラクターたちと関係者の方々が、選手のサインと絵入りボールをスタンドに投げ入れました。メインスタンドには最前列以外ほとんど飛んできませんでした。残念。
ハーフタイム終盤には散水も行われました。
池ヶ谷選手による、得点した結女ちゃんリフトアップ。
試合は、0-2から73分に横山選手のPK、74分に滝川選手のヘディングで一気に同点に追い付きます。
特に2点目は、一度奪われたボールを大宮選手が懸命のスライディングで相手クリアの精度を狂わせ、そこから後ろの小泉選手、前に居た齊藤、中野、大宮の各選手が頑張ってボールを取り返し、齊藤→中野と繋いで、中野選手の左足での大きいクロスから横山選手の向こうにいた滝川選手のヘディング!中野選手がゴールの瞬間に左サイドでガッツポーズしてるのがmycojooの動画で確認できます。会心の同点弾でした。
大勢の方が来られることを想定してか、ボランティア参加者は多めの46名。
しかし来場者数は伸びず、3,492名。昨夜からの雨が響いたのは確かですが、もし晴天に恵まれていたとしても壮行試合の5,645人と同程度まで届くかどうか、だったでしょうか。Twitterを見ていると、普段来ているパルLサポの中にも都合で来れない方が多かったように見えました。それでも、今まで見かけなかった方、今のパルセイロの選手や状態も良く分かんないけどとりあえず来てみたと言う方、他県から駆け付けてくれた方も含め、色々な方が来場していたのは確かだと思います。昨年のリーグ再開、8月19日ホームでのジェフレディース戦の観客は1,814人。横山選手復帰戦+1万人チャレンジ(レディース版)というトピックスで、悪天候の中、倍に近い人数をスタジアムに来てもらったことになります。数字としては残念の一言ですが、選手・監督主導で行ってきたキャンペーンは誇りにしていいものだと思います。
試合はこの後、INAC戦0-2からの大逆転劇の再来を誰もが期待したであろう終了間際に、逆にベガルタ仙台レディースの有町選手に、左(パルLから見て右)サイド突破からの速いパスをダイレクトで決められ、これが決勝点。ロスタイムには横山選手が足を痛めてピッチ外で治療したまま試合終了の笛を吹かれる厳しい結末となりました。選手個人をどうこう言うのは避けますが、試合後のメルマガで美濃部GMがコメントしていたクロスへの対応、またコーナーキック時の守備、サイドの連動などは修正していかなければいけないと思います。
終了後の挨拶も、長い距離の移動は池ヶ谷選手や小泉選手の背中を借りて移動する横山選手。試合途中にもFKやCKを完全に中野選手に譲ったり、ロスタイムになる前からかなり痛みがあったと思います。あまり無茶はしないで・・・。
試合終了後の電光掲示板。
この日は初めての人が多かったからなのか、メインスタンドに食べ終えた弁当がそのまま座席下に置いてあったり、飲み残し入りのコーヒー紙コップやペットボトルが多かったように思います。ファンサが終わってしばらく周りのゴミを袋に集めましたが、10人分ほどありました。どんなスポーツでも、試合が終わると多くの方が一斉に席を立ちます。このタイミングでアナウンスしてもほとんどの人は聞いていないので、事前掲示による周知、アナウンスのタイミングなど工夫する必要があるのではないでしょうか。アナウンスではなく、キャラクターによる呼び掛けやスポンサーとの啓発タイアップなど手はあると思います。
ファンサービスに出ていた横山選手。立ち止まっている時は自立してましたが、動くのは数歩でもキツそうでした。それでも、試合終了後に長い時間、ファンへのサインや写真などに付き合っていました。
U20代表を辞退したケガが、思いの外重かった鈴木陽選手。試合終了後にはピッチに出て、他の選手同様にファンサービスをしていました。9月3日が誕生日で、公の場に出て来られたのがその後初めて?なのもあり、沢山の誕生日プレゼントを受け取っていました。無理せず、万全の状態でUスタ&リバフロに戻ってきてくれる日を待ってます。
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