2019年3月11日

3月11日。

8年前、2011年3月11日に発生した東日本大震災と、そこから起きた大津波と原発停止による諸問題。多くの犠牲と、今も解決しない多くの問題を横目に見ながら、私たちはそれでも、良くも悪くも、普通の日常を今のところ営んでいます。

ささやかな日常を失った人の中には、今日立ち寄った道の駅で流れていたラジオの話では、8年経った今も仮設住宅に住んでいる人が3千人以上いるそうです。確かに、私が今年も伺った岩手県には、人が住んでいる気配のある集合仮設住宅がまだありました。


昨年は、私はこんな記事を書いていました。



今年は、雨の中「釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアム」に立ち寄ってみました。工事がまだ続いており、雨の中おじさんが一方通行の誘導をしていました。


スタジアム入り口の看板。


2か所にあった同じ看板。「津波注意」「地震が来たら、ただちに高台に避難しましょう!」の警告があります。鵜住居地区は釜石市でも最も津波による被害が多かった地域です。ここにあった小学校と中学校も校舎が全壊しています。


横から見た全景はこんな感じ。

まだ完成していないようですが、仮設席まで完成すると、16,187席の予定。ラグビーワールドカップ2019で予選リーグの2試合が開催される予定です。また、ラグビーワールドカップ終了後は、Jリーグのエキシビジョンマッチや、2023FIFA女子ワールドカップの招致も計画があるようです。


メインスタンドとバックスタンド。


「子どもたちの命を救った道(三陸沿岸道路 釜石山田道路)」説明看板。

スタジアム敷地内にあります。津波が来る前に子どもたちが高台に避難し、震災数日前に完成したばかりの釜石山田道路を使った輸送により孤立を免れた話が、写真と共に掲載されています。釜石山田道路も、今年中?には全線繋がるようです。


JR山田線。3月23日にはJRから三陸鉄道に移管されるようです。



行ったことがある人は見たことがある、というか海岸線沿いにずっとある、津波浸水区間の表示。


14時46分、追悼のサイレンが鳴り、黙祷をしました。

何気ない日常。生きて、喜んで、怒って、哀しんで、楽しんで、それって物凄い微妙で危ういバランスの上に成り立っている時間なんだなあと思いました。生きている私たちは、思いっきり生きて、喜んで、怒って、哀しんで、楽しむ。いつか自分の終わりが来た時に、そうだったと思えますように。

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