2019年6月29日、長野Uスタジアムを会場に、
2019なでしこリーグカップ1部第8節
AC長野パルセイロレディースvs日体大FIELDS横浜
の試合が、17時キックオフで開催されました。
この試合の前、リバーフロントでシュヴェスターU15の県リーグ?の試合があるという情報を聞き、時間を見ながら可能な限り観戦するつもりでそちらに先ず向かいました。
橋を南側から潜るルートで駐車場に向かった時、最初に見えたのは、すぐ後にシュヴェスターU15と対戦する相手の、FCスワンU15の選手の一団でした。それが凄く楽しそうで、遠足でもなかなかここまで楽しそうな集団は見ないなと思いました。試合前に組む円陣も独特というか・・・(笑)試合の方は前半のみ観戦し、相手の中心選手の一人が少し足を痛めて交代したのもあり、3-0でハーフタイムを迎えました。勝っているシュヴェスターU15だけでなく、負けている相手の方も果敢にサイドで1対1を仕掛けたり、凄く小さなGKが果敢に飛び出してのセービングを見せたり、お互いに戦う姿勢の見えるゲームでした。
リバーフロントから長野Uスタジアムに移動。試合開始は17時。到着したのは16時頃でした。
ゴール裏の廊下の壁には、大橋さんのスタメン予想。微妙にハズレ&ポジションずれでした。
前回から登場の橙宴さん新メニュー「豚バラ焼肉」。夕方のビール呑みにはたまらないサイドメニューでしょうけど、生憎呑めませんのでお茶とセットで。
ピッチ内練習開始。今回はいつもより会場入りが遅く余裕がないので、一旦外へ。
スタジアム外周。梅雨時とあって雨が降ったり止んだりの不安定なお天気。
そんな中、グルメスクエアには「酒膳処おお井」「ダイナマイト関西」 「connex coffee」3店舗が出店。
「connex coffee」さんのアイスカフェラテをいただきました。いつものコンビニコーヒーより、酸味とか甘味とか色々な味が広がって美味しかったです。
今回のおもてなしアート、雨の中に晴れの窓?試合も晴れ間が見えれば良かったんですが。
ゴール裏。雨を見越して上に陣取る人と、最前列の二手に。天気の影響は小雨程度でした。
この日、山岸夢歩選手が初先発。
メインスタンドから、ゴール裏を背景にサポータータオル。
選手の記念撮影。安定の堤コーチ。
まあ私がいつもメインの似たような場所に座るからいけないんですが。
日体大FIELDS横浜の円陣。怪我人、ユニバーシアード代表、教育実習?などでいつものレギュラー陣が少なく苦しい布陣。それでも戦う姿勢は前面に押し出し、走り切りました。円陣も楽しそう。
パルセイロレディースの円陣直後。現場であれっと思い、mycoojooでも確認しましたが、初先発の山岸選手にハイタッチをしていたのは大久保選手だけでした。自分で撮った他の写真も見てみましたが、どうもそれぞれ緊張していて、他の選手が見えてないというか上の空のように見えました。
試合動画はこちら↑(失点シーンは動画内左上の時間表示で38分51秒)
試合は、ほとんどパスは繋がらずフリーランは少なく、前半からあんなに怒号やため息が飛び交うメインスタンドは、私が知る限りレディースの試合ではここ数年で初めてかもしれません。
「走れ!」「なんで走れないんだ!!」「パス1つ繋げないのか!!」
聞いていて何度か声の主を睨みましたが、そういう声が出るのが理解できない事もない、そんな内容でした。練習であれだけやって、繰り返して、小笠原コーチに言われ、この試合の為に練習してきたはずの事が、ほとんどピッチの上で見られない。試合中に怒られたら腕でも食われてしまうんじゃないかというくらいのビビり方で、チャレンジできない、フォローできない、ケアできない。これでもオブラートに包んで言ってるつもりです。本当はこんなこと言いたくないけど。失敗しても怒られる、やらなくても怒られるなら、ツッコむでしょ!と思いながら見ていました。ところがそうはならない。スタジアム全体が悶々とする中、前半も40分頃、遂に失点します。
中盤左サイドでボールを奪われ、そのボールは日体大の右サイドバックへ。中継のスクリーンショット(上の画像)は、ちょうどその右サイドバックがロングフィードを蹴る瞬間です。画面の右に並んでいる4人は、守備的MFと両SB。画面右外にDF野口&五嶋、相手FW江崎選手がいます。野口選手の試合後コメントでは「ラインを上げたところに背後に走られてしまい」とありますが、そりゃ相手からすれば走るでしょ。ローリスクハイリターン。ラインを上げたなら戻るべきだし、オフサイドではない江崎選手1人に対して、待ち構えるCB2人+GK。この時点で中央にパスされても、失点する要素はほとんどない・・・はずでした。
で、サイドに上がったんならかなりまずい状態ですが、相手が選択したのはタテ1本での中央へのアーリークロス。サイドに出すなりGKに戻すなり大事にはならないだろうなと思ったら、ボールはワンバウンド。ツーバウンド。野口選手が中央側から日体大のFW江崎選手に追い抜かれ大ピンチに。GK池ケ谷選手もかわした江崎選手は、体勢を崩しながらもシュート。慌ててカバーに入った野口選手の足に当たるも、ボールはそのままゴールに吸い込まれました・・・。
相手の日体大は、中盤の2人が良く足を出してボールを奪い、わずかな確率に賭けて中央へのロングフィードを選択し、江崎選手はボール目掛けて走り切った、頑張りとチャレンジが強引に引き寄せたゴールだったと思います。
後半は、前半の怒号の主が静かになった代わりに某酔っ払いが騒ぎ出し、再び見る方も聞こえる方もストレスフルな45分に。人間、わかっていて我慢している事を口に出されるのは非常に腹の立つもので(笑)、知り合いですけどペットボトル投げつけたくなりました。
入場者数、ゾロ目の1,111人。ボランティアは31名の方に支えられ、いつもありがとうございます。ですが、この日のような試合を続けていると、天候条件に関わらず4ケタを維持できないと感じました。昨年の台風で外出は控えるように言われていた中でのノジマ戦が1,200人くらい?徐々に、クラブとしての基礎体力が落ちてきている感があります。
試合はそのまま0-1で終了。
この日象徴的だなと思ったのは、試合終了後。
日体大FIELDS横浜さんは、リーグ戦の時もそうでしたがアウェーのスタジアムでもバクスタ側、ゴール裏、メインスタンドに全員で一礼して回ります。写真はメインスタンドへの挨拶の写真(イケメン嶋田キャプテンは号令して早めに一礼)。監督も帽子を取って一礼。で、メインスタンドのお客さんがパルセイロレディースの挨拶が終わっても結構残っていて、日体大FIELDS横浜さんの整列・一礼の時に大きな拍手が起こっていました。敵味方ではなく、賞賛すべきプレーをした方に、より大きな拍手・・・。試合に負ける以上に、重い現実でした。後で自分の撮影した写真を見返しても、日体大の選手の方を多く撮っていました。裏を返せば、パルセイロレディースの選手を撮る気になれなかった。お陰で早くからメインのゴミ回収を始め、捗りました。紙コップやら竹串やら一杯。
バックスタンドやゴール裏方面でも酷い野次や試合後にスタッフ相手に騒ぐ人がいたという話も聞いたり。0-1という結果以上に救いようのないお寂しい試合でした。
選手は変われると信じています。が、この日のプレーを「1部で通用するプレーじゃない」と言った人に同意しますし、どれだけカテゴリー下げても応援する人が減るプレー&試合だったと思います。カテは下でも、翌日観戦した関東1部、早稲田大学vs群馬FCホワイトスターの方が余程良いプレーを両チーム、出場した全ての選手がしていたし、観戦者も良い意味でワンプレー毎に感情移入して一喜一憂していたし、気持ちも意図も伝わってくる試合でした。
プレーする喜びとか、チャレンジ精神とか、走り切る爽快感とか。全部リバフロに置き忘れて、代わりに恐れを背負ったようなプレー。一番最初に紹介したリバフロの試合は結局0-5くらいだったと聞きましたが、この日の2試合、内容分かっていて最後まで見るならどっちと聞かれれば、迷わず前者だったでしょう。笑顔が見たいし、だから勝ってほしいんだし。でも、レベルは拙くても、両チームから一生懸命のプレーが伝わる、笑顔が、精一杯やった末の悔し涙がある、そんな試合が良いです。
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