苦難の3連戦(1)、アウェーベレーザ戦

2019年10月27日、味の素フィールド西が丘を会場に、

2019なでしこリーグ1部第17節

日テレ・ベレーザvsAC長野パルセイロレディース

の試合が、15時キックオフで開催されました。


試合の前に。

10月12日から13日にかけて大きな被害をもたらした台風19号。長野県にも甚大な被害を受け、長野県の所謂東信から北信に流域を形成する千曲川が複数個所で堤防決壊や越水、また支流でも氾濫。他にも土砂崩れや強風被害などに伴う交通機関への影響や大規模停電・断水など、平成には大きな災害の少なかった長野県にとって歴史的な災害でした。

パルセイロレディースも、練習場のリバフロが水没。選手・関係者・スポンサー企業も大なり小なり被害がありました。10月14日(月・祝)に予定されていた残留争いの直接対決のはずだったベガルタ仙台レディース戦は順延(その後10月30日開催に決定)。大きな影響を受けたまま、アウェーで行われた10月19日のジェフレディース戦は0-2で敗北。順延の影響で、ベレーザ戦からは中2日の3連戦、ベレーザ(アウェー、日曜)→ベガルタL(ホーム、水曜夜)→ノジマステラ(ホーム、土曜)とかなり厳しい日程と状況になりました。そんな中、ベレーザは優勝を目前にして勝ち点3をきっちり下位のパルLから奪いたい、またホーム最終戦を勝利で締め括りたいところ。パルLにとっては、ただでさえ強敵に自分たちが厳しい環境に追い込まれての試合。「いつもホームの声援に背中を押されてきた。今度は私たちが背中を押す番」と公式Twitterでメッセージを送ったチームではありますが、道程は極めて厳しいものです。


SNSで言うのは・・・なんて話もありましたが、別に文句付けられる筋合いのことではないと思うので、自分でもツイートしました。

意外と反応薄かったのが寂しい限り(笑)あ、試合日だから仕方ないか。

とりあえず3回行ってきました。現地のすぐ近くでボアルースの土橋さんたちも家屋の片付け、泥の撤去を行っていました。様々な競技のスポーツ選手(新日本プロレスのIWGPチャンピオン、オカダ・カズチカ選手は堂々と新聞に取材されていました。パルセイロに縁のある方々も何人も)が現地で活動してくれています。宣伝でもなければ、見栄でもない。まだ全然足りてないんだから来て。ということです。知人でも、いつも他人に対して関心無さそうな感じの人が来てくれた時なんか本当に嬉しいもんですよ。俺の為に来てくれたわけじゃないのに(笑)

不言実行・有言実行、どちらも良いじゃないってことで。私はそう思います。


だいぶ脱線したので、脱線ついでにもうひとつ。

試合があった27日は、それまでほぼほぼ2週間フル稼働に近かったので丸一日の休み。

以前から知っていた、昨年までパルLに所属していた(現、ASちふれエルフェン埼玉)齊藤あかね選手のご実家「うどんや藤」。埼玉・東京近辺のアウェーの時に一度行ってみたいと思いながら日程が合わず未訪だったので、この日行ってみようと思い、新座市へ。

ただ、テレビ東京で前々日にこちらが舞台の「孤独のグルメ」が放送された直後だったので、まあ10人くらいなら並ぶか・・・と思っていたら甘かった。

行った時点で30人の最後尾。店に入る頃には30人以上の行列の先頭。並びで50分。店内で待つこと35分。大変だったけど美味しかった。空腹という至高のスパイスもあったし(笑)まったり食べてる人が多い中、小心者の私は待ってる人の顔がチラついて(カウンターなので扉が開く度に列の先頭の人に見られる)凄いスピードで完食。試合に間に合うように行かなきゃ。


春に来た時使った有料駐車場は満車。それでもすぐ近くに同じような駐車場があり、車を停めてスタジアムへ。アウェー入場口で当日券を買ってスタンドへ。練習中でした。何とか試合前に間に合った。

なんと得点王の田中美南選手はリザーブ(結局出場無し)。温存かな。

練習風景。

進化を重ね過ぎたゲーフラ。

選手入場・記念撮影。

試合は、14分にベレーザの植木選手が鋭いドリブルで大河内選手に倒されPK獲得。自ら決めてベレーザが先制。

19分には、五嶋選手のパスをベレーザ長谷川選手がカット、植木選手にスルーパス。植木選手はDFを引き付けて中央へ。籾木選手が落ち着いて決めて2点目。

ただ、2点差なら、1点返せばまだ引き分けまでは持っていける可能性は残っていると思っていました。前半は2-0でベレーザリードの折り返し。後半キックオフ前。

実質、試合をクローズさせたのは3点目。55分、ハーフライン手前の右サイド籾木選手から大きな斜めのサイドチェンジ。これを植木選手がドリブル。鋭い切り返しで原選手をかわして左足でシュート。これが五嶋選手に当たりゴールへ。

来場者数1,204名。

3失点目の後、本田監督は巴月選手に代え野口選手を投入。3バック気味にして人の配置もがらりと変えましたが状況は変わらず。73分には五嶋選手が負傷交代。78分には遠藤選手の突破から小林選手のヘディングで4失点。点差以上に力の差を見せつけられました。

83分、リーグ後半戦に入って初めて、山岸選手が出場。

ロスタイム、鈴木陽選手のポストプレーからボールを受けた山岸選手がタテにスルーパス。これに横山選手が追い付き、DFに囲まれながらシュート。GK山下選手が弾いたボールはポストに当たって前に落ち、山下選手が再び反応するもキャッチは出来ず、これを滝川選手が詰めて1点を返しました。

試合は、そのままベレーザ4-1パルLで終了。

ベレーザさんはホーム最終戦という事でサポーターへの報告会になっていました。

ここから、中2日で水曜日の決戦に向かいます。このナイター試合に負けると、入れ替え戦どころか日体大Fの結果次第では自動降格も・・・。

残り2試合。台風の影響で順番が変わり、2試合ともホームゲーム。今年未だに長野Uスタジアムで勝っていないパルセイロレディース。ここで勝利できるのか。来年だけでなく数年後のチームの形をも左右する、大一番になりそうです。


下忍のAC長野パルセイロレディース応援ブログ2冊目

続・AC長野パルセイロレディースを応援するブログ

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