痛過ぎる初敗北

2021年10月2日、時之栖スポーツセンター裾野グラウンドを会場に、

2021なでしこリーグ2部 第13節

JFAアカデミー福島vsバニーズ群馬FCホワイトスター

の試合が、14時キックオフで開催されました。

前節の静岡SSUアスレジーナ戦を4-0で快勝した、バニーズ群馬FCホワイトスター。

優勝を賭けての大一番は、アウェー静岡の地、時之栖スポーツセンター。

少し離れたうさぎ島グラウンドで行われた2019年のチャレンジリーグ入替戦予選大会では、福岡との死闘に敗れた苦い思い出があります。



アカデミーの選手は未成年なので試合中かどうかに関わらず写真は掲載しませんが、それでもこの日の日記を書こうと思ったのは、アーカイブ的な意味があります。

何せ、毎回ホームゲームにアカデミーは試合開催の詳細を出さない。

かろうじて知り得たことは、6月の試合でアウェー側のつくばFCレディースさんがHPに掲載したことだけ。

今回も、JFAのページは何も無し。なでしこリーグのHPでも案内もこの有様。

チャレンジリーグの頃の常盤木や新潟医福はどうだったんだろう。関東1部の早稲田大学や尚美学園大学も情報はなく現地で確認したり近隣の有料駐車場を使ったりしましたが。アカデミー関係者しか来ないと思ってたのかもしれませんが、群馬側もこの日は優勝を掛けた大一番とあって数十人が来訪。裾野グラウンドまではカーナビでも分かりますが、入替戦の時のうさぎ島グラウンドと同じく他の大会も開催されていて、とにかく分かりにくい。天然芝グラウンドと書かれてはいましたが、天然芝だけで何面もある。入口はひとつしかないのに別の入口に辿り着く群馬のタオマフを着けた集団も。

私は案内看板を見たところで、Cグラウンド横に受付の机と女の子(多分アカデミーの中学生)が見えたので、受付手続き。検温と、名前&電話番号を記載する方式。階段を上がると、席はないという話でしたが組み立てた簡易スタンドが。群馬で見た方も何人か。ところが、後で聞いた話だと簡易スタンドは全てアカデミー用だとのこと。確かに「群馬応援はこちら」という貼り紙はありましたが、簡易スタンドの半分から左側を指すのだと思ってました。それが、グラウンドの端にあるあずまや(駒場の出島な感じ)に本来は行くのだそうで。アカデミー関係者さんのご好意で、簡易スタンドの3分の1くらいは座らせてもらえました。私も、選手関係者の皆さんと共にそこで観戦。アカデミー側の歓喜を隣で聞く羽目になりましたが笑。簡易スタンドは3段になっていて、私は2段目に。少し角度が付いて写真は撮影しやすかったです。ネットがありますが、デジカメはピントさえ調整すればネットを消してくれます。文明ってすばらっしい。

勝てば優勝が決まるホワイトスター。勝てば首位浮上のアカデミー。

試合内容の詳細は、公式で両チームの監督・選手のコメントがあるので参照ください。

以下、ホワイトスターの選手のみが写っている、試合が止まっている時の写真のみ使用します。

GKの小高選手にとっては大変なゲームになってしまいました。一昨年から見た試合の中で一番失点食らったかも。

山口監督のコメント通り、横幅を目一杯使って揺さぶってきたアカデミー。

前半16分にゴール前のFKを直接決められ先制されると、37分には右から左への展開にDFが付いていけず、ノーマークでボールを受けたサイドハーフの選手の豪快なシュートが左上に突き刺さり、ホームチームが2点のリード。

ハーフタイムに小泉選手に代えて前川選手が入りますが、状況はあまり変わらず。後半早々に小松選手が単独突破してシュートまで持ち込んだシーンが決まって1点差になれば、まだ分からなかったかもしれませんが、結果はGKの好セーブでコーナーに。

55分に追加点を奪われたホワイトスターは、69分に佐藤選手に代え兼重選手を投入。

佐藤選手が悪かった訳ではなく、ほとんど佐藤選手へのパスが前線へのタテポン。タイミングを読まれアカデミーに守られまくっていて、兼重選手が地上戦でボールを収めることで多少群馬も攻撃に転じる時間が出てきましたが、焦りもあってか精度を欠き、更に2失点して勝負あり。

野田監督のコメントにあるように、傍から見ても準備や対策の面でアカデミーの完勝。この大一番に高校1年生を3人先発させ、中学生も交代で3人出場、23番の木村選手が得点を決めるなど実りの多い勝利となりました。

群馬は、前の試合で上手く行き過ぎた布陣をそのまま持ってきたがあまり機能しなかった前半に。アカデミーの山口監督が「来るぞ!」と指示したタイミングぴったりにCBからロングパスを出すなど、術中に嵌ったまま単調なプレーに終始。先制点FKを与えたゴール前でのファールも要らなかった。前の試合の後半にも思ったけど、群馬が本当の強いチームになるには、中弛みせず楽勝ムードの後半も得点を決めきったり、苦しい試合で何かを変えられる戦術的なオプションやピッチ内での誰かの掛け声やプレーが必要。その点では無敗でここまで来たとはいえ、まだまだ足りない部分はあった・・・。まさかこの試合で脆さと雑さが露呈するとは思いませんでしたが。勢いで何とかなる相手ではなかった。或いは前のホームゲームで引き分けだったけど押していたので今回もいけるという雰囲気があったか。

この試合前には得点・失点が同じ数値だった2チーム。直接対決の大差で得失点差に10差が付きました。今シーズンの初黒星が2位との直接対決で、痛過ぎる結果となったバニーズ群馬FCホワイトスター。自力優勝はなくなり、最終戦のつくばFCレディース戦を勝った上でアカデミーの結果待ちとなりました。

現場でもTwitterでも話題には上っていましたが、アカデミーが優勝しても1部に上がるのか(上がれるのか)は今のところ不明です。群馬は優勝すれば昇格、2位ならアカデミーの資格の有無に関わらずプレーオフ。アカデミーが昇格する場合は1部11位、昇格しない場合は1部12位との対戦になると思います。

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